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第2節試合コラム『悔しい1点差。アウェーで今季初黒星。』
1点差。スコアのとおり、紙一重だった。対戦相手の指揮官、豊田自動織機シャトルズのレオン・ホールデンHC(ヘッドコーチ)は試合後、記者会見の冒頭で言った。
「日野はトップリーグに昇格したばかりのチームですが、相手として遜色なかったです。こちらがしたいことをさせてもらえませんでした」
豊田自動織機で主将を務めるスコット・フグリストーラーも、刃を交えた日野をたたえた。
「日野の対策はしていましたが、それを上回ってくるところがありました」
9月8日(土)、2018年度のトップリーグ第2節となる豊田自動織機戦が、愛知・ウェーブスタジアム刈谷で行われた。
開幕戦で宗像サニックスから歴史的なトップリーグ初勝利を挙げた日野にとっては、チーム史上初のトップリーグ連勝の懸かる、チーム史上初のトップリーグ・アウェー戦。
試合前に通り雨が降ってピッチは濡れたが、試合中の大雨はなかった。無風のコンディションで、夕方5時にキックオフを迎えた。
日野には勢いがあった。自陣からは今季初先発のSO染山茂範が、ロングキックで陣地を挽回。FL村田毅キャプテンはラックでファイトしてボールを奪取。
最前線でスクラムを組むPR長野正和、HO木津武士、PRパウリアシ・マヌらのフォワード陣は、スクラムをコントロールし、安定したボールを供給。ラインアウトもよく獲得した。
ところが序盤、敵陣でのスコアチャンスで、ミスやプレッシャーを受けてスコアができない。濡れたボールの影響もあったろうし、豊田自動織機の力強いディフェンスもあった。
悪い流れを断ち切ったのはチーム3年目、ニュージーランド出身のFBギリース・カカだ。
前半28分にキックカウンターから防御背後へショートキック。巧みに捕球して独走し、チーム初トライ。SO染山のゴールキック成功で7点を先制。約30分間の辛抱のすえ、アウェー初トライをもぎとった。
惜しむらくは、7-0で迎えた後半の立ち上がり。
後半4、9分に連続トライを許し、7-12と逆転されたのだ。ともに反則により自陣へ戻され、攻防線上で、ホームで負けられない相手の激しさを受けてしまった。
ただ相手指揮官もうらなせた日野は、後半14分頃から反撃に転じる。
連続攻撃を仕掛け、前半にビッグゲインも見せたSH橋本法史のパスワークから、トンガ代表のレジェンド、NO8ニリ・ラトゥらが次々と突進。
スクラムでは、後半に投入されたPR久富雄一、PR村上玲央らも奮闘。FL村田キャプテンが「スクラムで自信を持てた」と語るなど圧倒し、後半22分には、相手プロップを10分間の一時退場(シンビン)に追い込んだ。
相手が14人となり、後半26分、歓喜が訪れた。
敵陣に入ってから約10分間得点のない日野が、執念の波状攻撃。陽はすっかり落ち、照明が焚かれ、夜の底で輝くピッチに日野サポーターの悲鳴に近い声援が響いた。果敢に左右へボールを振り続ける。最後は、NO8ラトゥが数的優位を仕留めた。
SO染山の難しい角度のゴールキックは、見事に成功。得点ボードは14-12に変わった。
しかし豊田自動織機は後半31分、日野の反則を受け、それまで狙わなかったペナルティーゴール(PG)を選択。Hポールを射抜き、3点追加。14-15となった。
残り時間9分で、1点差。
敵陣に侵入するが、ノックオンなどによりトライラインが遠い。キックで相手にボールを渡してしまうと、自陣へ下がって苦しい展開に。
それでも後半終了間際、フルタイムのホーンを待っていた豊田自動織機が反則。攻撃権を得たが、その後のマイボールラインアウトでボールを失った。豊田自動織機がボールを蹴り出し、1点差のまま、ノーサイド。
悔しい今季初黒星だった。しかし7点差以内の負けに与えられるボーナスポイントの勝ち点「1」を手にした。戦い続けた証でもある「1」だ。
これで1勝1敗。次戦は9月15日(土)、東京・秩父宮でトヨタ自動車ヴェルブリッツと戦う。
トップリーグ初黒星は、1点差の激闘となった。刈谷に駆けつけた日野サポーターも最後までスタンドで声を枯らした。選手もサポーターも戦い続けた80分間。勝利には届かなかったが、勝利へと伸ばしたその手で新たな経験を掴んだ。
細谷直監督コメント
今日はトップリーグ初のアウェーということで、気持ちも新たに試合に臨みました。フォワード戦で優位に立つため(海外出身選手を)フォワードに4人起用しましたが、そこで前半すこし圧力をかけられませんでした。あとは、ゴール前で2回あったスコアチャンスをものにできなかったところ。それらが大きな敗因だったと思います。勝ち点1は取れましたので、まだまだ(リーグ戦)残り5試合、目標のベスト8を目指してやっていきたいです。
村田毅主将コメント
こういうゲームを勝ち切れなかったことは残念です。後半の入りで、2本ポンポンと取られました。しかしそれ以外のスコアはありませんでした。チームとしては、この経験を切り替えられるかが大事になってくると思います。こういうゲームをしたあとに、チームとしてバラバラにならず、また切り替えていきたいと思います。
「日野はトップリーグに昇格したばかりのチームですが、相手として遜色なかったです。こちらがしたいことをさせてもらえませんでした」
豊田自動織機で主将を務めるスコット・フグリストーラーも、刃を交えた日野をたたえた。
「日野の対策はしていましたが、それを上回ってくるところがありました」
9月8日(土)、2018年度のトップリーグ第2節となる豊田自動織機戦が、愛知・ウェーブスタジアム刈谷で行われた。
開幕戦で宗像サニックスから歴史的なトップリーグ初勝利を挙げた日野にとっては、チーム史上初のトップリーグ連勝の懸かる、チーム史上初のトップリーグ・アウェー戦。
試合前に通り雨が降ってピッチは濡れたが、試合中の大雨はなかった。無風のコンディションで、夕方5時にキックオフを迎えた。
日野には勢いがあった。自陣からは今季初先発のSO染山茂範が、ロングキックで陣地を挽回。FL村田毅キャプテンはラックでファイトしてボールを奪取。
最前線でスクラムを組むPR長野正和、HO木津武士、PRパウリアシ・マヌらのフォワード陣は、スクラムをコントロールし、安定したボールを供給。ラインアウトもよく獲得した。
ところが序盤、敵陣でのスコアチャンスで、ミスやプレッシャーを受けてスコアができない。濡れたボールの影響もあったろうし、豊田自動織機の力強いディフェンスもあった。
悪い流れを断ち切ったのはチーム3年目、ニュージーランド出身のFBギリース・カカだ。
前半28分にキックカウンターから防御背後へショートキック。巧みに捕球して独走し、チーム初トライ。SO染山のゴールキック成功で7点を先制。約30分間の辛抱のすえ、アウェー初トライをもぎとった。
惜しむらくは、7-0で迎えた後半の立ち上がり。
後半4、9分に連続トライを許し、7-12と逆転されたのだ。ともに反則により自陣へ戻され、攻防線上で、ホームで負けられない相手の激しさを受けてしまった。
ただ相手指揮官もうらなせた日野は、後半14分頃から反撃に転じる。
連続攻撃を仕掛け、前半にビッグゲインも見せたSH橋本法史のパスワークから、トンガ代表のレジェンド、NO8ニリ・ラトゥらが次々と突進。
スクラムでは、後半に投入されたPR久富雄一、PR村上玲央らも奮闘。FL村田キャプテンが「スクラムで自信を持てた」と語るなど圧倒し、後半22分には、相手プロップを10分間の一時退場(シンビン)に追い込んだ。
相手が14人となり、後半26分、歓喜が訪れた。
敵陣に入ってから約10分間得点のない日野が、執念の波状攻撃。陽はすっかり落ち、照明が焚かれ、夜の底で輝くピッチに日野サポーターの悲鳴に近い声援が響いた。果敢に左右へボールを振り続ける。最後は、NO8ラトゥが数的優位を仕留めた。
SO染山の難しい角度のゴールキックは、見事に成功。得点ボードは14-12に変わった。
しかし豊田自動織機は後半31分、日野の反則を受け、それまで狙わなかったペナルティーゴール(PG)を選択。Hポールを射抜き、3点追加。14-15となった。
残り時間9分で、1点差。
敵陣に侵入するが、ノックオンなどによりトライラインが遠い。キックで相手にボールを渡してしまうと、自陣へ下がって苦しい展開に。
それでも後半終了間際、フルタイムのホーンを待っていた豊田自動織機が反則。攻撃権を得たが、その後のマイボールラインアウトでボールを失った。豊田自動織機がボールを蹴り出し、1点差のまま、ノーサイド。
悔しい今季初黒星だった。しかし7点差以内の負けに与えられるボーナスポイントの勝ち点「1」を手にした。戦い続けた証でもある「1」だ。
これで1勝1敗。次戦は9月15日(土)、東京・秩父宮でトヨタ自動車ヴェルブリッツと戦う。
トップリーグ初黒星は、1点差の激闘となった。刈谷に駆けつけた日野サポーターも最後までスタンドで声を枯らした。選手もサポーターも戦い続けた80分間。勝利には届かなかったが、勝利へと伸ばしたその手で新たな経験を掴んだ。
細谷直監督コメント
今日はトップリーグ初のアウェーということで、気持ちも新たに試合に臨みました。フォワード戦で優位に立つため(海外出身選手を)フォワードに4人起用しましたが、そこで前半すこし圧力をかけられませんでした。あとは、ゴール前で2回あったスコアチャンスをものにできなかったところ。それらが大きな敗因だったと思います。勝ち点1は取れましたので、まだまだ(リーグ戦)残り5試合、目標のベスト8を目指してやっていきたいです。
村田毅主将コメント
こういうゲームを勝ち切れなかったことは残念です。後半の入りで、2本ポンポンと取られました。しかしそれ以外のスコアはありませんでした。チームとしては、この経験を切り替えられるかが大事になってくると思います。こういうゲームをしたあとに、チームとしてバラバラにならず、また切り替えていきたいと思います。