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トップリーグ 順位決定1回戦コラム『魂見せた序盤の堅守。チーム日野で、いざ正念場へ。』
うちの応援団はトップリーグNO.1です。
日野レッドドルフィンズのチーム関係者が、そう言っていた。12月2日、埼玉・熊谷で行われたリーグ総合順位決定トーナメント 1回戦でのことだ。
この日の相手は東芝ブレイブルーパス。負ければ入替戦行き、勝てばチーム史上初のトップリーグ残留が決まる一戦だった。
12月の熊谷だから、寒風が吹きつける。しかし試合前から応援にはいつものように熱が入っていた。威勢よくバチが振られ、重低音と共に「ドルフィンズ!」の声援が青空に響く。
そんな応援団への感謝が、スタッフにまで行き渡っていた。だからこそ、この日の選手たちの奮闘があった。
「試合の入りから、自分たちの『勝ちたい』という思いを身体で示すことができました」(LO村田毅キャプテン)
快晴の熊谷で午前11時30分キックオフ。それから始まったのは、約20分間にわたる東芝の猛攻だった。
しかしドルフィンズは、伝統的に強力なフィジカルで勝負してくる東芝を止める、止める、止める。PRパウリアシ・マヌ、PR村上玲央、NO8千布亮輔らが前に出る好タックルを見せれば、LO村田キャプテンはボール奪取でピンチを救う。
対戦相手の東芝HO森太志は、厳しい戦いになると感じていた。
「今日はフォワードでアドバンテージをとって、バックスにボールを供給しようと意思統一していました。ただ日野さんのプレッシャーがあって大変でした」(東芝・HO森太志選手)
しかしドルフィンズはアタックの歯車が噛み合わない。ミスが起き、防御の時間が続く。それでも「立ち上がりから東芝の圧をしっかり止めていました」(細谷直監督)。すると前半22分だった。
ハードタックラーのCTBオーガスティン・プルが、防御網を突破しビッグゲイン。右隅でWTB小澤和人が仕留めた。先制トライ。応援団が爆発的に沸く。耐えて、耐え抜いて、7点を奪った。
悔やまれるターニングポイントは、前半27分、10分間の一時退場(シンビン)に違いない。FL佐々木隆道が一時退出して14人なった。するとドルフィンズはここからスクラムによるペナルティトライを含め、前半30分、33分、36分と立て続けにトライを許してしまう。
「『この10分間をしのごう』という話をしていましたが、フォワードとバックスのコネクションのところで、いつも(ディフェンダーが)いるような形でプレーしていた。そこで9、10番にビッグゲインを許してしまいました」(LO村田キャプテン)
後半も防戦は続いた。テンポ良く連続攻撃をするが、パスなどが乱れて、大きく自陣へ切り返される展開。タックル精度にも苦しみ、後半は失5トライ。後半32分にインターセプトから途中出場の染山茂範、37分にはFL佐々木がスコアラーとなったが、後半終了間際のスコアは19-48だった。
残り時間は約30秒。ここで今秋新加入のCTBレネ・レンジャーがキックオフボールを捕球。敵陣で波状攻撃を仕掛けた。スコアで逆転することはもうできない。しかしフルタイムのホーンが鳴っても、猛然と突進を続けた。
日野!ドルフィンズ!
日野!ドルフィンズ!
両側の観客席から大声援。すると右隅でボールを受けたハードヒッター、CTBレンジャーが相手を吹き飛ばして内側へパス。ボールを受けたアッシュ・パーカーがインゴールへ飛び込み、劇的勝利と同じくらいの大歓声が沸き起こった。
しかし敗戦は現実。26-48で敗れた日野は、12月8日、福岡・ミクニワールドスタジアム北九州でコカ・コーラレッドスパークスと対戦する。入替戦に臨むことに変わりはないが、勝てば14位以上が確定する一戦だ。
東芝相手にフィジカルで負けない潜在力は、前半20分間で示してくれた。あとは勝利の女神を振り向かせるため、最善の努力を積み重ねたい。チーム史上初のトップリーグ残留を、ファン、スタッフ、選手全員で味わうために。
細谷直監督 立ち上がりから東芝の圧をしっかり止めた。そこまでは非常に良かった。ひとつ目の敗因は、個人でやってしまったことがシンビンにつながり、そこからトライを3つ取られたこと。二つ目はそこから東芝のラグビーの精度が良くなり、それが長い時間続いたことです。
村田毅主将 試合の入りから自分たちの「勝ちたい」という思いを身体で示すことができた。トライのほとんどが自分たちから相手に流れを渡してしまったもの。それはこれまでも反省点として出ていたので、チーム全員が一人ひとり受け止めて、残りの試合に勝つために時間をかけていきたい。
日野レッドドルフィンズのチーム関係者が、そう言っていた。12月2日、埼玉・熊谷で行われたリーグ総合順位決定トーナメント 1回戦でのことだ。
この日の相手は東芝ブレイブルーパス。負ければ入替戦行き、勝てばチーム史上初のトップリーグ残留が決まる一戦だった。
12月の熊谷だから、寒風が吹きつける。しかし試合前から応援にはいつものように熱が入っていた。威勢よくバチが振られ、重低音と共に「ドルフィンズ!」の声援が青空に響く。
そんな応援団への感謝が、スタッフにまで行き渡っていた。だからこそ、この日の選手たちの奮闘があった。
「試合の入りから、自分たちの『勝ちたい』という思いを身体で示すことができました」(LO村田毅キャプテン)
快晴の熊谷で午前11時30分キックオフ。それから始まったのは、約20分間にわたる東芝の猛攻だった。
しかしドルフィンズは、伝統的に強力なフィジカルで勝負してくる東芝を止める、止める、止める。PRパウリアシ・マヌ、PR村上玲央、NO8千布亮輔らが前に出る好タックルを見せれば、LO村田キャプテンはボール奪取でピンチを救う。
対戦相手の東芝HO森太志は、厳しい戦いになると感じていた。
「今日はフォワードでアドバンテージをとって、バックスにボールを供給しようと意思統一していました。ただ日野さんのプレッシャーがあって大変でした」(東芝・HO森太志選手)
しかしドルフィンズはアタックの歯車が噛み合わない。ミスが起き、防御の時間が続く。それでも「立ち上がりから東芝の圧をしっかり止めていました」(細谷直監督)。すると前半22分だった。
ハードタックラーのCTBオーガスティン・プルが、防御網を突破しビッグゲイン。右隅でWTB小澤和人が仕留めた。先制トライ。応援団が爆発的に沸く。耐えて、耐え抜いて、7点を奪った。
悔やまれるターニングポイントは、前半27分、10分間の一時退場(シンビン)に違いない。FL佐々木隆道が一時退出して14人なった。するとドルフィンズはここからスクラムによるペナルティトライを含め、前半30分、33分、36分と立て続けにトライを許してしまう。
「『この10分間をしのごう』という話をしていましたが、フォワードとバックスのコネクションのところで、いつも(ディフェンダーが)いるような形でプレーしていた。そこで9、10番にビッグゲインを許してしまいました」(LO村田キャプテン)
後半も防戦は続いた。テンポ良く連続攻撃をするが、パスなどが乱れて、大きく自陣へ切り返される展開。タックル精度にも苦しみ、後半は失5トライ。後半32分にインターセプトから途中出場の染山茂範、37分にはFL佐々木がスコアラーとなったが、後半終了間際のスコアは19-48だった。
残り時間は約30秒。ここで今秋新加入のCTBレネ・レンジャーがキックオフボールを捕球。敵陣で波状攻撃を仕掛けた。スコアで逆転することはもうできない。しかしフルタイムのホーンが鳴っても、猛然と突進を続けた。
日野!ドルフィンズ!
日野!ドルフィンズ!
両側の観客席から大声援。すると右隅でボールを受けたハードヒッター、CTBレンジャーが相手を吹き飛ばして内側へパス。ボールを受けたアッシュ・パーカーがインゴールへ飛び込み、劇的勝利と同じくらいの大歓声が沸き起こった。
しかし敗戦は現実。26-48で敗れた日野は、12月8日、福岡・ミクニワールドスタジアム北九州でコカ・コーラレッドスパークスと対戦する。入替戦に臨むことに変わりはないが、勝てば14位以上が確定する一戦だ。
東芝相手にフィジカルで負けない潜在力は、前半20分間で示してくれた。あとは勝利の女神を振り向かせるため、最善の努力を積み重ねたい。チーム史上初のトップリーグ残留を、ファン、スタッフ、選手全員で味わうために。
細谷直監督 立ち上がりから東芝の圧をしっかり止めた。そこまでは非常に良かった。ひとつ目の敗因は、個人でやってしまったことがシンビンにつながり、そこからトライを3つ取られたこと。二つ目はそこから東芝のラグビーの精度が良くなり、それが長い時間続いたことです。
村田毅主将 試合の入りから自分たちの「勝ちたい」という思いを身体で示すことができた。トライのほとんどが自分たちから相手に流れを渡してしまったもの。それはこれまでも反省点として出ていたので、チーム全員が一人ひとり受け止めて、残りの試合に勝つために時間をかけていきたい。