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インタビュー

村田毅選手のカンタベリー州代表チーム(NZ)留学レポート Vol.6

皆さんこんにちは!!

ニュージーランド国内選手権・Mitre10cup所属チームのカンタベリー州代表チームに合流している村田選手より6回目の留学レポートが届きましたので、是非、ご覧ください。

◆村田毅選手からのレポート

ホームページをご覧の皆様、こんにちは。

いきつけのカフェでいつものアメリカーノを注文する前に「アメリカーノ?」と言われ、だいぶこちらにも馴染んできました、ニュージーランドでアメリカーノ飲むジャパニーズこと、村田です。
そういえば、わたくし「ムラタツヨシ」ですが、こちらでは「ツ」をうまく発音できないということもあり、チームメイトには「ヨシ」と呼ばれています。ツヨシ歴30年の僕が、初めましての挨拶で自分の名前をヨシと言うのには初めは違和感がありましたが、もうすっかりヨシという名前にも馴染んできております、ヨシです。

日本対サモアの試合、観ましたよ。数年前までは勝てなかった相手に対して、戦前から勝って当たり前というような雰囲気、プレッシャーのある中、勝ち点5も得ることができ、本当に見事な勝利でしたね。フィジカルバトルに真っ向で立ち向かいながら、日本らしい戦術で相手を考えさせる。フィジカルの土壌ができたからこそできる戦い方に、ここまでの努力が滲み出て見えます。

実はサモアの3番で出場していたマイケル・アラアラトア選手は、サモア代表に招集される前まで、ここカンタベリーで一緒に練習していました。僕がチームに合流した当初、彼のスクラムに対する取り組む姿勢、試合までの準備に衝撃を受けたのを思い出します。そして、ちょうど入れ替わりで入ってきた、彼と同じポジションのレジェンド、前回お話した、オーウェンフランクス選手の取り組む姿勢を見た時に、「なるほど、彼の背中を見ていたんだな」と合点がいきました。二人はクルセイダーズで同じポジションでしのぎを削りあっている間柄です。今思い返すと、オーウェンのやっていることをマイケルもやっていたなと。二人と同時に練習はしていませんが、二人のそんな繋がりを感じて、すごく嬉しく思いました。
日本代表を応援しつつも、そんなマイケルのスクラムや肉弾戦に注目して見ていました。
サモア代表のマイケル・アラアラトア選手と。
それでは、第6回ニュージーランド日記をお送りさせていただきます。

1週間の流れの説明ですが、いよいよ木曜日、COMPLETE DAY(完成させる日)です。

この日はその名の通り、試合に向けての準備を完成させる日。ここまで月曜・火曜と戦術やスキルを頭と体に染み込ませたものを試合に近い強度の中でプレーする、1週間で一番ハードな日です。

朝から、ジムでのスピード・パワー系のトレーニングを行い、その後、ミーティングは基本的に選手主導で行われます。週の前半に比べて後半は試合でプレーする選手の話す割合が多いです。

激しい練習で対戦相手の仮想プレーをするのは、「コーナーマン」です。試合メンバー23人以外のメンバーのことをこのチームではコーナーマンと呼び、由来はボクシングのコーナーでボクサーを支えて一緒に戦うコーナーマンからきています。
僕はコーナーマンとして練習に参加していますが、ここでのミーティングではいつもコーチやリーダーからそのマインドセット(気持ちの持ちよう)について熱く語られます。「自分たちは何のために存在するのか」「自分たちの今日の練習の出来が試合の結果を決めるんだ」など。
こちらでコーナーマンとして過ごす日々は、チームとして戦うということはどういうことなのか、ということを改めて考えさせられますし、責任も感じます。
実際にこの日に良い練習ができた週は良い試合をします。本当にラグビーはマインドセットによって結果が左右されるものだなとつくづく感じます。良くない週は本当に良くない試合をします。

個人としても、この日は強度の高い中で細かいスキルを実践する場でもあるため、頭を整理して気持ちを入れて臨みます。この高い強度の中でできるかどうかが、自分のものにできたかどうかの指標になると思っています。1つ1つのスキルを毎回の練習で完璧に習得できるほど簡単ではないですが、トライアンドエラー、そしてフィードバックの繰り返しで一歩ずつ前進していきます。

この日はトレーニングが終わると、チーム専属の栄養士さんが練習後のリカバリーフードを作ってくれています。ほぼスイーツです。
疲れた練習の直後に食べるこれが本当に美味しくて、毎回何が出るかわかりませんが、楽しみにしています。
今そのことを書きながら口の中によだれが出てきました。笑
リカバリーフードその1
リカバリーフードその2
COMPLETE DAY、そんな感じです。

毎回練習前は緊張感があるのですが、終わるときには「激しくて楽しかったな」と思えて、改めて「自分はラグビーが好きなんだな」といつも感じさせてもらえたりもします。

本当にこの経験に感謝です。

この留学日記、読んでくださっている人の顔が見えないことをいいことに、だいぶゆるく、リラックスして、個人ブログみたいに書いちゃっていますね。すみません。
全てのことは書ききれていませんが、少しでもこちらでの経験が伝わればと思います。


それでは!

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